元警備会社の管理職の男性が、フィリピンパブにハマって身を崩した壮絶な人選を取材した記事がありました。自業自得の部分はあるし、持株比率で退職したと取材で答えたが実際は借金が原因だった点も踏まえると、この男性の語る物語も眉唾な点が見え隠れするわね。でも、眉唾にしてもかなり悲惨だと思うわ。
収入が定かでない人が500万円も消費者金融で借りれない
幻冬舎GOLD ONLINE様の記事を読んだ私なりの感想
取材の段階でも、持株比率の規定で会社を辞めたとか嘘をついている時点で、怪しさはプンプンするわね。
それに、銀行や消費者金融で500万円の借金があったとかいうけど、これも怪しい金額だわね。
平成22年6月18日から消費者金融での借金の上限が年収の1／3迄とかなったじゃない。
この話の時期は、この貸金業法の施行の前だから、金額に上限は無かったとしてもよ。
先ず銀行は担保や調査無しに、お金は貸さないわね。この人の経歴を見る限りでは、銀行からの借金は難しいのではないかしら。
次に消費者金融だけど、こちらも500万円は難しいと思うわ。
支払いをバックレ続けて、利子が積もって500万円とか、若しくは闇金に手を出して500万円までふくれあがったってのだったら解るけど、普通に消費者金融だったら精々200万円から300万円前後なんじゃないかしら。
それと、警備員は犯罪歴があったり、自己破産していたり、禁治産者、準禁治産者は就労出来ないからね。
あと、給料がそれ程高い訳ではないし、雨が降ったら仕事がキャンセルされる場合や、毎週、毎日仕事がある訳でもないからね。それ程裕福な生活が出来るとは思えないわ。
で、フィリピンパブでしょう。
本人は乗り気じゃないって書いてあったけど、借金までこさえているのだから、ノリノリだったのではないかしら。
情にほだされやすい処もある訳だし、警備員って、コールセンターのクレーム担当張りにストレスと鬱憤のたまる商売だし、家庭ではお子様が2名いたのでしょう。優しい言葉をかけられたら一発即堕ちだったのではないかしら。
それに、3000円渡されて「好意を寄せている」って考えること自体が間違いなのよ。
3000円渡されて、1000円の支払いで良いということは、原価1000円以下か！と考えられるようでなければダメ。
ズルズルの関係が結果的に今後毟られる事になっているでしょう。
あと、フィリピンに渡って一旗揚げようという考えがダメ。一番長年慣れ親しんだ日本で地道に働くのが一番効果的よ。
そもそも、フィリピン人の奥様だって、態々日本に来てフィリピンパブで働いているのだから、日本の方が稼ぎやすいってことよ。
乗合いジープを６台持っていて、稼ぎになるのであれば、態々異国の日本に来て、水商売をする必要だって無い訳だし、根本が間違っているのよ。
まあ、要は本人がフィリピンが好きで、貧乏な生活が好きって云うなら構わない話なんだけど、愚痴の話なら、お門違いも良い処だわ。
