華やかに見えるメンズアイドルの世界もピンキリで下層ともなるとマネジメントも自分達で行わなければならないようです。
その為、マネジメントの才すらない場合、公園でライブを行うこともあるようです。
ファンにとってキラキラした憧れの存在
メンズ地下アイドルは、あくまでアイドルですから清廉潔白さが表面的には求められます。
メンズ地下アイドルは、地上アイドルから始まって、地下アイドル、地底アイドルと云ったヒエラルキーが存在します。
また、下層に沈めば沈むほど、状況は讃嘆たるものになりますし、ファンサービスもより過激になります。
多くの人が見ている環境で、指やクリアファイルを挟んでファンの方とキスをしたり、仲良くじゃれている姿のチェキ写真を撮影することで、収入を得ます。
これは、メンズ地下アイドルから見ると恥ずかしい行為だと思いますが、多くの人が見ているという環境こそが実は有効なの部分なのです。
それは、多くのファンが見ているという制限がつきますので、一定数の清純性が保てるということと、他のファンに対して嫉妬心を煽ることになりますので、ファンが応援しようと思われる心理がたきつけられる形に繋がります。
但し、ファンの方が求める理想の姿を演出しなければなりませんから、ファンの方が失望するような行動は私生活においても慎まなければなりませんし、逆に表舞台ではキラキラした演出や特技などの特化した部分も見せなければなりません。
ただ、フライヤーなどのビラ配りやチケットの販売ノルマなどは、ファンの方と共に苦労の時期を乗り切るという、障害に立ち向かう姿勢は、ファンの方と共同意識を持たせるのであれば、逆にプラスの方向に作用します。
自腹や自分達で行うことが結構ある
地下アイドルと云っても、アイドルはアイドルなので、歌やダンスのレッスンはこなさなくてはなりません。
所属する事務所によっては、登録料を取られる他にも、歌やダンスのレッスン料は自腹で、コンサートやライブの衣装代も自前と云うパターンもよく見受けられます。その上、有料のライブ会場の場合だと、自分達でノルマ分のチケットを販売しなければならない場合もあります。
そういった中での、ファンサービスと売上収入を目的としたチェキ会などのチェキ撮影（1回千円）などでも、所属事務所が売上の何割かを徴収する場合が存在します。
その為、メンズ地下アイドルは、本収入となるべくライブの打ち上げと称して、ファンのお客様と居酒屋等で打ち上げの飲み会を行い、枕営業に持ち込んで幾ばくかの収入を得るメンズ地下アイドルが多く存在すると云われています。
メンズ地下アイドルのファンとの打ち上げは、あくまでプライベート性や特別感を演出しながらも、営業の一環であることを外してはいけません。
即ち、メンズ地下アイドルのファンであることによる特別感ですから、売上収益が最重視されるべきであり、プライベートの好みで参加者を選んではいけないのです。
更には、女性の地下アイドルなどを参加させてしまうと、メンズ地下アイドルのファンとしては、自分と比較してしまい、業種的にも容姿的にも疎外感を感じでしまった場合、ファンから離れてしまうと同時に、逆にストーカーの意識を芽生えさせてしまう可能性も含めてしまいます。
ですので、打ち上げはプライベートの知り合いは含ませない。メンズ地下アイドルと同業種の位置づけになる地下アイドルは混ぜない。あくまで売上収益重視。格別な容姿の方は混ぜずに、ドングリの背比べを意識する。と云ったことを意識しながら、打ち上げは開催すると良いでしょう。
また、お持ち買えりは更に特別感の演出なので、色々とやり過ぎると、「彼女気どりで世間に自慢しながら言いふらす」があることを認識の上で選定すると良いでしょう。
ファンの間の規律は厳しい
メンズ地下アイドルといっても、ファンからしてみればファンという立場に違いはありませんから、ファン同士やファンである客からの目線は厳しいので、ルールの順守や監視が厳しいのもこの業種の特徴の一つと云えるでしょう。
それは、地下アイドルや地底アイドルであっても、宝塚やジャニーズなどのファンによる規律やルールと然程違いはないようです。
そういった環境下において、やはりお客様の心理としては「数多いるファンの中から、私を選んでくれた」ということに優越感を感じるという訳です。
ファン同士のバトルが激しいのも、この業種が一番と云えるでしょう。
