多くの女性の心理の一つに、物質的なものではないものであるサービス等に対して、「他人を助ける行為は当然のものである」という心理が働き、出張ホストやレンタル彼氏においての仕事と云う側面を超えてビジネスにも持ち込む傾向が見受けられます。
出張ホストやレンタル彼氏の時間を貸切るというビジネス
物質的なものでは無く、行動によるものに対しては女性はビジネスに絡ませて考えることに抵抗を感じる方がおられます。
特に、本カノ営業や疑似恋愛色を強く提示した接客サービスを行うと、「なぜ彼女である自分がホストにお金を払わなければならないのか」という感情がわいてきます。
ホストクラブのホストの場合は、本カノ営業や疑似恋愛の部分に直接代金が関わってくるわけではなく、「彼氏が勤めている店舗で彼氏に貢献しつつ、彼氏と共に居られる時間」の為に「お酒」を卸す形になるので、支払いはあくまで「お酒」である為、お客様の心理が上手く調和されるのです。
レンタル彼氏や出張ホストの場合は、ホストクラブでいう処の「お酒」が存在しない為、ホストやレン彼の「時間を貸切る」と云うことで、ビジネス認識を持たせることになります。
但し、これはお客様にとって心理的な精神感情の問題であって、頭の中では出張ホストやレンタル彼氏を指名した時は、料金を支払うことは十分に理解していますので、お客様に代金を請求してなんら問題はありません。
むしろ、お客様の心理的な精神感情に流されて、指名料金を請求しないと、今後も指名料金を徴収出来なくなってしまいますので、出張ホストやレンタル彼氏の活動が滞る結果となります。
代金はキチンと請求することが、逆にお客様の為でもあるくらいの認識は持ちましょう。
女性用風俗、女風の場合は、更に困難な展開になる場合がある
女性用風俗である女風の場合は特に「自分をセラピストに捧げている」という認識が生まれる為、「代金を払わなければならないという認識より、逆に代金を徴収してもおかしくない」という認識に陥りやすいのです。
お客様自身がセラピストに好意をいだいている場合は、まだ応援する気持ちもありますし問題はありませんが、一度好意をいだいて後にお客様がセラピストに対して「裏切られた感」を持った時は、暴挙に及ぶ可能性が高くなります。
性行為に及んでいる訳ですから、強姦されたと警察に訴えたり、民意訴訟などを起こしてくる場合がありますから、法律に触れないようにセラピストは注意が必要です。
では、肝心のお客様が裏切られた感を持つ事例は、「他のお客様の陰が見える」ことです。
セラピストとしては、致し方ないことなのですが、女性の心理としては「他の女性客にもチヤホヤされながら、自分だけをセラピストに選んでもらえる」ことにありますから、女性用風俗はかなり難しい職業と云えるでしょう。
出張ホストやレンタル彼氏、女性用風俗を軽い仕事と捉えない
世間の男性の中には出張ホストやレンタル彼氏、女性用風俗を単純に女性とデートをするだけで、簡単にお金が貰える楽な仕事と捉える風潮がありますが、そのような考え方でこの業界に足を入れると手痛い結果を迎えることになります。
お客様から、高額の金銭を頂くということは、その金銭に釣り合う程度の大変なお仕事であると認識するべきです。どのような仕事であっても、「対価」として発生する金銭の基準を見失ってはいけません。
また、お客様に楽しんで頂くということは、それだけもてなす側は苦労が多いということです。
テーマパークなどを取っても、遊ぶ側は楽しいですが、運営側は遊ぶ訳ではないので、楽しいという訳ではないことはご理解頂けると思います。
まして、「彼氏代行」、「プロのエスコート」なのですから、お客様には「一緒に楽しんでいる」と云う演出をお客様にバレないように出来ないといけません。
もし、ご理解が出来ないのあれば、一つの解りやすい例を挙げます。
毎日、1週間連続で、ディズニーリゾートやUFJなどのテーマパークで1日中遊んでください。
そして、1週間目に初日に来た時と同じようにはしゃげたら、なんら支障はありません。