ホストクラブやキャバクラ等の給料の税金と罰金

現金と電卓 ホストクラブ

ホストクラブのホストの給料は、テレビや漫画などで観るような数百万から数千万の現金を貰っているホストがいる中、逆に給料が0円だったり、マイナスだったりする場合もあります。9割以上のホストがコンビニなどのアルバイト以下の給料で頑張っているようです。

ホストクラブ入店から最初の数ケ月は月給で固定給

大抵のホストクラブの場合は、ホストクラブに入店して最初の数ケ月は、固定給で月給を貰える処が多いようです。この固定給はずっと続くものではなく、新人期間が終了したら完全歩合制になります。働いた労働時間や労働日数に対する給料ではなく、売上げた酒の金額に対する給料が総てであることを認識しないと、後々苦労することになります。

給料から1割税金が徴収されるが税金ではない

ホストクラブの給料は、生現金の手渡しで支給されます。銀行振込などの給与振り込みではありません。総てのホストが見守る中、ランキング順位に合せて代表がホスト達に給料を手渡していくのですが、このシーンがテレビドラマや漫画などによく再現されるようです。

売上げた酒の金額のマージン率によって、給料が払われるのですがお客様が支払われた金額の小計の約半分、お客様はこの小計にTAXなどを加算した総計で支払われるので、大体総額の1/3から1/2がホストの給料の目安になります。

さらに、そこから様々名目で旅行費の積立金などの様々な経費を引かれた残りがホストの実際に手にする給料になります。ここで、ポイントとなるのが、税金と云う項目で大体1割が差し引かれます。

この税金ですが、所得税でも住民税でも保険料でもありません。暗黙にケツモチの代金とホストの中では噂されています。そもそも、税金は収入額によって税率が違いますので、1割共通な訳がないのです。ここで、税金を納めていると勘違いしたホストが、公でやらかしたりすることがあるのですが、ホスト個人が確定申告を行い、税金を個々で納めていない限り、税金は滞納状態ですので、暗黙の了解として理解しなければなりません。税務署に税務調査に入られたら一発OUTです。

罰金があるので、給料が0やマイナスになる場合がある

自分を指名してくれるお客様がいて、そのお客様がお酒を注文してくれる事で初めて給料が発生します。売上がないと、いくら店に出勤して掃除をしても給料は0です。

また、遅刻や早退、無断欠勤をすると罰金が付きます。更に強制指名日というのがあり、この強制指名日に自分を指名してくれるお客様を店に呼ぶことが出来ないとこれも罰金になります。

その他、自分を指名してくれるお客様が、ツケで飲食をして代金を払わないで逃げた場合、未収金、売掛飛びと呼び、この代金はホストの給料から差し引かれます。

加えて、他のホストの指名客と直接連絡を取り合ったり、担当のホストの許可なくあったりすると、爆弾行為となり、罰金として300万円から500万円と髪の毛を坊主にする程度の罰もあります。

これらの罰金と経費、積立金を売上マージンから引いたものが給料になりますので、給料がマイナスも往々に有り得る業界なのです。

ホストやキャバ嬢は税金や保険料を払っていない可能性がある

ホストやキャバ嬢などの、夜の世界においては、給料から税金と云う名目で経営者から金銭をちょろまかされているケースが横行していますが、それに伴いホストやキャバ嬢は本当の税金や保険料を納めていないと思われる場合が推測されます。

例え、ホストやキャバ嬢本人が税金を納めたつもりであっても、実際に納めていなければ、後々に請求される可能性もあります。
後から、騙された、知らなかったでは通用しませんので、早急に弁護士に相談するか、税務署に確認を取ると良いでしょう。
また、税金の請求はホストやキャバ嬢に来ますので、負担を減らすためにも違法な行いをしている経営者に対して、訴訟も検討されることをお勧めします。

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