ホストクラブの営方法や出張ホスト、レンタル彼氏のお客様に対する姿勢の一つにオラ営(オラオラ営業)と云うものがあります。これは、お客様に対して上から目線でリードをして行くという接客方法の一つです。男性のお客様と女性のスタッフの場合は考えられにくいものですが、男女の関係で男性にリードして貰いたいという女性の心理が働く場合があるので、こういったニーズは少なからず存在します。
SMではSはサービスMは満足と云います
主従関係が基本となるSM、BDSM業界では主となるSと従となるMが存在します。一見主であるSがMに対して好き勝手に振舞えると素人は勘違いをしがちですが、実はSはMがプレイにおいて満足をするように終始配慮や気配りをしなければなりません。やり過ぎややらなさ過ぎではMが満足しないので、Mのニーズを把握しなければならず、とても難しい立場と云えるでしょう。
つまり、形こそ身体的や肉体的に追従させている雰囲気こそありますが、実はSの方がMの要求する内容を察知して先導しながら環境やシュチュエーションを提供して行かないといけないのです。
レストランでは料理を残さない配慮
ホストが同伴やアフター、出張ホスト・レンタル彼氏がご指名デートでお客様とレストランに入った場合、オラ営の場合でも最低気を付けないといけないことがあります。基本中の基本として、出された料理は残さないということです。料理の代金をお客様が支払われるのですから、その点を意識しましょう。残された料理を眺めつつ代金を払う時にお客様は冷静な思考で支払いをされると考えると、お客様に愛想をつかされても致し方ないことです。
あくまで、オラオラ営業もお客様が求める接客スタイルの一つに過ぎないという認識は忘れずに、お客様をエスコートするという概念から外れずに接客をして行かないとならないということです。
ですから、自分自身が傍若無人に好き勝手に振舞えるのではなく、お客様が安心して依存できる誘導と振舞いの接客をおこないつつ、且つお客様が不満に感じるようなマナーやエチケット違反は行わないということです。
レストランの中では不平不満は言わない
お客様に何が食べたいとリクエストを聞かれることがあります。この時に「なんでもよい」は禁物です。必ず、自分の好みを答えられるようにしましょう。また「なんでもよい」と答えた場合は、お客様が案内したレストランに対してケチを付けてはいけません。「なんでもよい」はお客様に主導権を渡して一任してしまったのですから、否定することは出来ないのです。
ですから、アレルギー体質や医者から食事制限を出されている場合は、事前にそのことをお客様に伝えてしっかりとお断りすることも重要と云えます。水商売業界のヲ姐さんの中には
伝票の立たない酒は口にしないわ
とハッキリ断言される方もいらっしゃいますから、決して無理強いをする訳ではありません。
レストランの店内では、否定的な愚痴などは言ってはいけません。これは食事をするという行為に対して、妨害をしているに過ぎないからです。また、店内に入る前の場合に愚痴を云うのであれば、愚痴の他に代替え案を含ませなければなりません。別のお勧めのレストランをご提示するとともに、お客様に納得して頂けるような理由付けが必要です。
食事の途中や食事の終了時に感想を聞かれた場合は、
とても個性的な味付けですね。
今後も更なるご精進を期待します。
と答えるようにしましょう。これは、一般的な味付けでは無かったことを暗に意味しています。
最後に料理がおいしくて気にいった場合は、普通に会話の中で賞賛して構いません。愚痴や否定はお客様や料理人、その店に来ている他のお客様への迷惑行為になりますが、褒める方は問題ありません。