出張ホスト・デリホス、レンタル彼氏・レン彼・デリ彼、女風・女性向け風俗・女性専用風俗の運営業者の中には、ホストやセラピストに対して、無茶苦茶な制限や規制をかけてくる悪質な業者が存在します。労働基準法を鑑みて悪質な規制や制限に騙されないようにしましょう。
ホストを退店した後に他店に移籍しても問題ない
ホストやレン彼、セラピストなどが所属していた店舗やサイトを退店した後、同業他社への登録や移籍を行うことを禁じたり、同業他社へ登録する際は、数ケ月の空白期間を設けた後であるように指示してくるサイトがありますが、本来退店した後であれば、同業他社へ翌日から移籍しても問題はありません。勿論、退店したサイトや店舗で知り得た情報などは守秘義務がありますので話す事や、それを継続して実施することは憚られますが、同業他社への移籍を制限出来うるものではありません。
寧ろ、同業他社への移籍を制限するのであれば、活動が滞る訳ですから、その期間の生活を維持する補償金を請求しても良いでしょう。このようなトラブルに遭遇した場合は、労働基準監督署や弁護士に相談することをお勧めします。
物品を破損した時の実費での賠償等以外の罰金はNG
ホストクラブ等でよくみられる罰金制度ですが、物品や備品を破損してしまい、その実費を賠償するようなケースでない限り、店舗やサイトが定めた罰金制度は、違法になる場合が多く存在します。
無断欠勤や遅刻、早退。強制指名日に指名客を呼べなかった場合。等状況によっては、罰金は不当なものとして対応できる場合があります。レンタル彼氏などでも、お客様と直接連絡を取ったら罰金、お客様と手を繋いだら罰金等を設定しているサイトもあるようですが、このような罰金を設定しているサイトがありましたら、弁護士に相談してみると良いでしょう。
一定数指名回数をこなさなければ退店出来ないのもNG
こちらは売り専・ウリ専などで、よく見受けられる罰則なのですが、入店してから一定数の指名本数をこなさなければ、退店することが出来ないと定めている店舗やサイトがあるようです。
退店に関しては、法律で自由に出来ることに定められおりますので、退店を認めないような規則がある場合、こちらも労働基準監督署や弁護士相談すると良いでしょう。
裁判にならないし、例えなっても業者は勝てない
店舗やサイトの運営者側がホストやレン彼、ボーイなどに裁判で訴訟をする等の脅しをかけてくる場合がありますが、ほぼ100%裁判で訴訟を起こすことはありません。そういった業者は逆に自分達が突かれると不味い側面を持っているケースが多いので、脅しをかけてくるだけで何もしません。逆に正当な運営に心掛けていて、且つ脅しなどをしない業者の方が裁判を起こしてくる可能性が高いと云えるでしょう。