スカウト業界におけるルールやお作法は最重要。

街並み お小遣い稼ぎ

2020年東京新宿歌舞伎町で、大手スカウト会社が、他店に所属するスカウトを強引にスカウトして、抗争事件に発展した事件は有名ですが、スカウト業界にも守らなければならない規則やルールは存在します。見境なしに好き勝手に振舞うと手痛い罰を被るのもナイトビジネス業界の特徴の一つです。

報酬形態や組織規模は?

スカウトは、繁華街などの街中で、道行く女性や男性に声をかけて、風俗や水商売を紹介する職業です。

スカウトの報酬は、紹介した人物のクオリティに併せて紹介して数日後に報酬としてランクに見合った金額を貰えるものと、スカウトで紹介した人物がその店舗に勤務し続ける限り、その人物が稼いだ売上の中から%を報酬として貰えるものがあります。

また、スカウトは個人で活動しているケースや、ある程度の人数がつるんでいるケース、株式会社などの法人として組織化しているケースなどがあります。

スカウトは若い男性にも声をかける

スカウト業は、繁華街で男性にも声をかけます。

バーやキャバクラなどを紹介して顧客として案内するものは、「キャッチ」「客引き」と云うのですが、こちらも「ぼったくりバー」や「ぼったくり居酒屋」に案内されたというニュースはマスコミやインターネットでよく見かけますが、これとは別にスカウトは若い男性相手に仕事を紹介するのです。

よく、ホストクラブのホストに「ホストになった切っ掛けは?」と問われると、「歓楽街を歩いていた時に、イケメンだからホストにならないか」と声を掛けられたと回答される場合が多数見受けられます。

では、実際にホストになれたのかと云うと、ホストにはなれます。
但し、ホストになって人気が出て稼いでいるのかと云うと、そうではありません。
ホストには誰でもなること自体は可能なのですが、ホストとして高収入を得られるのかと云うと話は全く別次元の話になるのです。

基本的に、スカウトは20代、30代に見える男性には、容姿に関わらず声を掛けます。
「イケメンだから、ホストにならないか」と云う言葉自体には嘘はありません。
イケメンの主観は人それぞれですし、ホストになるだけなら誰でもなれるからです。

そして、ホストクラブにホスト応募者を連れて行くと、スカウトバックと云う報酬金がスカウトの元に入るシステムになっており、このスカウトバックがスカウトの収入源ですから、誰彼構わずに声をかけるのです。
また、女性の場合は、スカウトに声を掛けられ馴れている部分があるので、中々スカウトに応じてくれる人は少ないのですが、上京したての垢ぬけしていない男性の場合は、簡単にホストで稼げることに憧れる部分が多いので、スカウトしやすいのです。

男性に声をかけるスカウトは、女性客を相手に接客する一般的に知られるホストクラブに紹介するパターンと、男性同性愛者に性感サービスを行う一般的に云う売り専に紹介するパターンがあります。
基本的に、男性同性愛者の好みのタイプの範疇は女性より広いので、女性に好まれにくい容姿の方でも売り専では需要がある場合が多く、高いスカウトバックで紹介することも可能です。
特に、ノンケと呼ばれる、女性が好きな男性で、男性と性的関係のない方は、男性同性愛者の中で需要が高いので、売り専側としても好条件を提示することでしょう。
更に、ゲイビデオ、ホモ動画へのAV男優のスカウトも大変人気ですので、そういうのが苦手な方は、スカウトにホイホイついて行かないように注意しましょう。

摘発される危険性や天候に左右する

街中で声かけ行為を行うことは、迷惑防止法条例に触れる可能性があるので、摘発の対象となる場合が多く存在します。

また、活動が野外がメインであるため、夏の猛暑や冬の寒波、雨天、強風なども考慮にいれて活動しなければなりません。

ルールが守れないと大事件に発展!?

繁華街などでは、スカウトの団体が、それぞれのテリトリーを持つなどして、決められた活動地域でのみスカウト行為が可能と云った独自のルールが存在します。

2020年に発生した新宿歌舞伎町のスカウト狩り事件のように、他の団体のスカウトを引き抜き行為をしてトラブルを起こした事例があるなど、規則の順守を守らないのもこの業種が多めと云えるでしょう。

基本的に、スカウトに限らずホストクラブ、出張ホスト(デリホス)、レンタル彼氏(レン彼・デリ彼)、売り専など、全ての業種において、引き抜き行為はご法度とされておりますので、このような行為を行う店舗やサイトへの所属は注意が必要です。

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